スピニング ~超薄肉シームレススリーブ加工用

工法説明 深絞りされたプレス生地をスピニング加工機のマンドレルに挿入、高速回転させると同時に加工用治具がプレス生地表面を扱き、スリーブを長手方向に薄く延伸加工します。
特殊工法『スピニング』は当社の固有技術です。
特長 均一な厚みを維持しつつ、高い寸法精度と高強度化を実現します。長尺品でも厚みt25μmまで薄肉加工が可能です。
切削加工と比べ材料の節減が可能であり、スリーブ表面も鏡面のような仕上がりになります。
採用例 複写機・プリンター用の定着スリーブ、定着ロール、加熱ロール、電池用ケース、駆動ベルト
資料 メタルスリーブがこの1冊で分かる!
技術資料「マスターブック」
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基本情報

【加工可能寸法】
外径:φ12~160mm
長さ:L420mmまで
厚み:
薄肉加工)t0.025~0.30mm
厚肉加工)t0.30~3.0mm
外面粗度:Ra≦0.3μm

※加工寸法については、製品毎に相談させていただきます。
※複数の加工技術を組み合わせることで、t10µmの厚みが可能です。

【加工精度】
φ30×t0.03×L400mm/SUS304製スリーブの場合
外径:±0.03~±0.05mm
厚み:±0.003~±0.006mm

【引張強度について】
深絞りとスピニング加工によって材料が加工硬化することで
SUS304基材の引張強度が1600Mpaに達し、一般的なSUS304材と比較して
約3倍の機械強度を有します。

【加工可能材料】
ステンレス、チタン、ニッケル合金、鉄、銅、アルミ、クラッド材など
10%以上の伸びを示す金属であれば加工可能です。

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