ロータ補強用スリーブ ~シームレス非磁性ステンレス製
詳細情報 | 近年、電気自動車や電動コンプレッサー、電気機器用モータの高速化に伴い、ロータと永久磁石には高い遠心力が発生しています。そのため、永久磁石の補強部材として、ニッケル合金やチタン合金を切削加工した金属スリーブが採用される事例がありますが、これらは高コストが課題となっています。 当社は独自のスピニング製法で加工したステンレス製メタルスリーブを、ロータと永久磁石の補強部材として用いることを提案します。 |
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特長 | ステンレス材料をスピニング加工することで、材料の加工硬化の作用により、非磁性かつ切削加工では実現できない高い機械強度を可能にしています。 【引張強度の比較】 SUS316L製切削管:約500MPa SUS316L製メタルスリーブ:1,100~1,200MPa ステンレス製メタルスリーブは、ニッケル合金やチタン合金に近い機械強度を有する上で、材料費と加工費の低減が可能となり、これらの金属と比較して50%以上のコストダウン(当社比)を可能にしています。 |
用途/実績例 | ・家電用高速モータのロータ永久磁石補強部材 ・電動コンプレッサーのロータ永久磁石補強部材 |

基本情報
【加工可能寸法】
内径:φ12~50mm
長さ:L10~100mm
厚み:t0.30~3.0mm
内面粗度:Rz1.5µm以下
【引張強度/0.2%耐力】
SUS316L製メタルスリーブ:1,100~1,200Mpa/1,000~1,100Mpa
★スピニング加工時の加工硬化の作用により、高い機械強度を示します
【加工可能材料】
SUS316L
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