疲労強度/回転疲労試験機
試験原理 | リング状に切り出した試験片に2軸を通して一定の張力を掛け回転させます。軸径(曲げR)を変えることで試験片に掛かる曲げ応力を調整します。 試験サイクル数は100万~1,000万回に設定、曲げRの水準毎にN=5~10の回転試験を行い、全ての試験片が目標寿命を達成する条件を「限界曲げR」と判定します。 疲労強度の指標となる「限界応力値」は、限界曲げR/試験片厚み/試験張力から算出します。 |
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特長 | 定着スリーブは周方向に撓みながら回転するため、金属疲労を起こし破壊するケースがあります。開発段階においては疲労強度を見極める作業が重要となります。 定着スリーブの疲労強度を見極めるためのツールとして、回転疲労試験機を自社開発しました。 同じく疲労強度を判定するMIT試験では、試験片を曲げる位置しか評価ができません。回転疲労試験機では試験片全周において評価が可能なため、試験の信頼性が高まります。 |
基本情報
【測定可能寸法】
外径:φ20~50mm
厚み:t0.020~0.050mm
屈曲径:R2.0~8.0mm
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